212年 アントニヌス勅令

カラカラ帝
カラカラ帝
語呂合わせ

遂に(212)与えたローマ市民権、アントニヌス勅令

カラカラ帝は、アントニヌス勅令を発布して、ローマ帝国内の全自由民にローマ市民権を与えました。

アントニヌス勅令のアントニヌスは、カラカラ帝の本名です。

カラカラ帝は、大浴場「カラカラ浴場」の建設でも有名です。市民の人気取りのために作られました。

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イタリア半島と属州とを区別せず

アントニヌス勅令を出して、帝国内の全自由民にローマ市民権を与えると、イタリア半島と属州との区別がなくなりました。

属州とは、イタリア半島以外のローマの征服地のことをいいます。

カラカラ帝は、増税による軍事力強化の必要性から、アントニヌス勅令を出しました。

地方軍団の暴走へ

アントニヌス勅令によって、イタリアの権威が低下すると、地方の軍団が勝手に皇帝を擁立する軍人皇帝時代へと突入することになります。

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