313年 ミラノ勅令

コンスタンティヌスの洗礼
コンスタンティヌスの洗礼
語呂合わせ

幸先(313)いいぞ、ミラノ勅令

コンスタンティヌス帝は、ミラノ勅令を発布して、すべての宗教の信仰の自由を認め、キリスト教公認しました。

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コンスタンティヌス帝とは

コンスタンティヌス帝は、ローマ帝国の皇帝で、歴史上初めてキリスト教公認した皇帝として知られています。

ニケーア公会議コンスタンティノープルへの遷都など、宗教・政治の改革を進めました。

増え続けるキリスト教徒

1世紀に誕生したキリスト教徒は、迫害を受けながらも、ローマ帝国内に広がっていきました。

303年にはディオクレティアヌス帝による大迫害があったにもかかわらず、その数は増えていきました。

ミラノ勅令 ― キリスト教を公認

そんな中、コンスタンティヌス帝は、ミラノ勅令によって、キリスト教を含むすべての宗教に信仰の自由を認めました。

コンスタンティヌス帝はキリスト教徒を迫害するのではなく、ミラノ勅令によって公認したのです。

なぜキリスト教を公認したのか

コンスタンティヌス帝が、内戦中に「キリスト教の神の加護により勝利した」と考えたことが背景にあります。

また、ローマ帝国を統制するために、キリスト教徒の支持を得ようとした政治的判断も大きかったと考えられています。

このとき、コンスタンティヌス帝自身は、キリスト教徒ではありませんでした。死の直前に洗礼を受けました。

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