720年 日本書紀の編纂

舎人親王
舎人親王
語呂合わせ

何を(720)書いたか、日本書紀の完成

日本書紀にほんしょきは、舎人親王とねりしんのうを中心に編纂された日本最古の正史です。

正史とは、正式な歴史書のことです。

720年に、天武てんむ天皇の命を受けて始まった日本書紀の編纂が、39年を歳月をかけ、ようやく完成しました。

目次

漢文・編年体で記述

中国の歴史書の体裁に基づいて、漢文を用い編年体へんねんたいで書かれています。

編年体とは、出来事を年代順に記載する方式のことです。

また、日本の書物であるのに漢文で書かれているのも特徴的です。

日本最古の正史

神代じんだいから持統じとう天皇までの歴史を記述されています。

全30巻からなる大規模な歴史書で天皇の権威を強調する内容になっています。

六国史の最初の歴史書

六国史りっこくしとは、奈良時代から平安時代にかけて編纂された日本の正式な歴史書(正史)の総称です。

日本書紀は、六国史の最初の書であり、日本の国家としての正式な歴史記録の始まりとされています。

六国史は、以下の6つの書物を指します。

  • 日本書紀
  • 続日本紀しょくにほんぎ
  • 日本後紀にほんこうき
  • 続日本後紀しょくにほんこうき
  • 日本文徳天皇実録にほんもんとくてんのうじつろく
  • 日本三代実録にほんさんだいじつろく
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