375年 ゲルマン民族の大移動

西ゴート族
西ゴート族
語呂合わせ

皆GO(375)、ゲルマン民族の大移動

ゲルマン人の一派である西ゴート人は、フン人の攻撃を受けて、南下を始め、ドナウ川を越えてローマ帝国に侵入しました。

これが、ゲルマン民族の大移動の始まりです。

目次

フン族の西征がきっかけ

4世紀後半、アジア系遊牧民であるフン人が西進し、東ヨーロッパのゲルマン民族を圧迫しました。

フン人は、匈奴の一部といわれています。

特に375年のフン人の侵攻により、ゲルマン民族である東ゴート人が征服されました。

そして、西ゴート人は、フン人から逃れるため、ドナウ川を越えてローマ帝国領内に移動を開始しました。

アドリアノープルの戦い(378年)

ローマ帝国内に侵入した西ゴート人は、アドリアノープルの戦いにおいて、ローマ軍を撃破し、皇帝のウァレンスを戦死させました。

この戦いによって、ローマ帝国の軍事力低下が決定的になりました。

目次