前550年 アケメネス朝ペルシアの建国

キュロス2世は、メディアを倒して、アケメネス朝ペルシアを建国しました。

メディアからの独立

アケメネス朝の始まりは、現在のイラン南西部を拠点としたペルシア人の部族が力をつけたことにあります。

ペルシア人はもともとメディア王国の支配下にありましたが、キュロス2世がその支配に反旗を翻しました。

キュロス2世の征服事業

メディア王国の征服（前550年頃）

キュロスは反乱を成功させ、メディアを倒してアケメネス朝ペルシアを建国しました。

リディア王国の征服（前547年頃）

小アジアのリディアを征服し、アナトリア地域を支配下に置きました。

新バビロニアの征服（前539年）

メソポタミアを支配していた新バビロニアを攻略しました。

特に、捕囚されていたユダヤ人を解放した「キュロスの勅令」は有名で、寛容な統治の象徴とされています。

キュロスの死後、息子カンビュセス2世やダレイオス1世によってさらに領土が拡大し、帝国は全盛期を迎えました。