前508年 クレイステネスの改革

クレイステネス
クレイステネス
語呂合わせ

困るや(前508)つは陶片追放、クレイステネスの改革

クレイステネスは、僭主の出現を防ぐために陶片追放を創設、また、部族制の改編を行い、血縁的な4部族制を解体し地縁的な10部族制を作りました。

僭主とは、非合法に政権を握った独裁者のことです。

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陶片追放―僭主の防止―

陶片追放(オストラキスモス、オストラシズム)とは、僭主の出現を防止するための制度です。陶器のかけら(オストラコン)に僭主になりそうな人物の名前をきざんで投票しました。6000票のうち最も投票された人物を追放処分にしました。

陶片追放は、ギリシア語でオストラキスモス、英語でオストラシズムといいます。

部族制の改編

血縁に支配されていた4部族制は、貴族の権力基盤になっていました。これを解体し、住む場所によって市民をわける10部族制をつくりました。これにより、貴族政が再現するのを防止しました。

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