前1792年 ハンムラビ王の即位

ハンムラビ法典
ハンムラビ法典。ハンムラビ(左)と正義の神シャマシュ(右)

Code de Hammurabi | Image via Louvre Museum

語呂合わせ

非難ひなん に(BC1792)せず、ハンムラビ王の即位

バビロン第1王朝の6代目の王であるハンムラビ楔形くさびがた文字で表記されるハンムラビ法典を制定しました。

この記事では、ハンムラビ王とハンムラビ法典について整理し、高校世界史で問われやすいポイントをわかりやすく解説します。

目次

メソポタミアの再統一

ハンムラビは、バビロン第1王朝バビロニア王国)の第6代の王です。優れた軍事力で周辺地域を征服し、全メソポタミアを再統一しました。

なお、バビロン第1王朝とは、バビロンを首都として成立した1番目の王朝という意味です。

初めてメソポタミアを統一したのは、アッカド王国です。

復讐法・身分法である「ハンムラビ法典」

ハンムラビ王は、ハンムラビ法典を作ったことで有名です。この法典は石の柱に楔形くさびがた文字で刻まれていて、主要な都市に置かれていました。殺人、窃盗、傷害、結婚、離婚など、さまざまな事柄に関する法律が書かれていました。

復讐法

ハンムラビ法典は、「目には目を、歯には歯を」という同害報復どうがいほうふくの原則が定められた復讐ふくしゅうでした。

これは、被害を超える復讐を禁止したのです。

身分法

ハンムラビ法典は、身分によって刑罰が異なる身分法でもありました。同じ犯罪でも被害者と加害者の身分によって刑罰の内容が異なっていました。

理解を深めるQ&A

よくある質問を通して、学びをさらに深めよう!

ハンムラビ法典の特徴は何ですか?

「目には目を、歯には歯を」という同害復讐法身分によって刑罰に差があることです。

関連年表

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年号出来事
前3000年頃シュメール人の都市国家
前2500年頃ウル第1王朝の成立
前2300年頃アッカド王国のメソポタミア統一
前2100年頃ウル第3王朝の成立
前1830年バビロン第1王朝(古バビロニア王国)の建国
前1792年ハンムラビ王の即位
前1700年頃ヒッタイト王国の成立
前1595年頃バビロン第1王朝がヒッタイトの侵入で滅亡
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