前1004年 ダヴィデ王の即位

ダヴィデ
ダヴィデ
語呂合わせ

威令は良(前1004)し、ダヴィデ王の即位

ヘブライ王国の第2代の王ダヴィデは、ペリシテ人を破りイェルサレムに都を置きました。

また、その子、ソロモンと共にヘブライ王国の最盛期を築きました。

この記事では、ダヴィデ王の即位を軸に、ヘブライ王国の建国とその栄華について整理し、高校世界史で問われやすいポイントをわかりやすく解説します。

目次

ヘブライ人

ヘブライ人は、セム語族の一派で、元々、ユーフラテス川の上流で遊牧生活をしていました。

その後、カナーン(現在のパレスチナ)に移動し、一部がエジプトに移住しました。

預言者モーセと出エジプト

モーセ
預言者モーセ

当時のエジプトは、新王国時代でラムセス2世が統治していました。

エジプトに移住したヘブライ人は迫害されると、預言者モーセは彼らを率いてエジプトを脱出。

これを出エジプトといいます。

エジプトを脱出したヘブライ人はカナーン(パレスチナ)の地でヘブライ王国を築きました。

カナーン(パレスチナ)は神との契約の地とされていました。

ダヴィデ王、ペリシテ人を破る

ゴリアテを破るダヴィデ
ペルシテ人のゴリアテを破るダヴィデ

2代目の王であるダヴィデは、ペリシテ人を破りイェルサレムを都に置きました。

ダヴィデは、ペリシテ人の巨人ゴリアテを討ち取ったといわれています。

ソロモンの栄華

老年のソロモン王
ソロモン王

ダヴィデの子のソロモンは3代目の王に即位し、イェルサレムシオンの丘ヤハウェ神殿を建てました。

また、隊商貿易や海上交易に力を入れ、その繁栄ぶりは「ソロモンの栄華」と呼ばれました。

しかし、ソロモンの死後、ヘブライ王国は混乱し、南北に分裂することになります。

関連年表

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年号出来事
前1012年頃ヘブライ王国が建国される
前1004年ヘブライ王国でダヴィデが即位
前922年ヘブライ王国がイスラエル王国とユダ王国に分裂
前722年アッシリアがイスラエル王国を滅ぼす
前587年カルデア(新バビロニア)がユダ王国を滅ぼす
前586年バビロン捕囚
前550年アケメネス朝ペルシアの建国
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