前139年 張騫の大月氏派遣

張騫
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語呂合わせ

勇んで苦(前139)労、張騫の大月氏派遣

漢の武帝ぶていは、匈奴きょうどを挟撃するため、張騫ちょうけん大月氏だいげっしに派遣しました。しかし、大月氏との同盟の交渉は失敗しました。

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高祖以来の融和策を撤回

漢の高祖 劉邦りゅうほう白登山はくとさんの戦いで匈奴の冒頓単于ぼくとつぜんうに敗北して以来、漢は匈奴に属国扱いにされてきました。

武帝はこの状況を打破するため、西域の大月氏に使者の張騫を派遣し同盟を計画しました。

大月氏は、かつて匈奴に土地を追われた恨みがありました。

張騫、匈奴に捕まる

張騫は、大月氏に行く途中、匈奴に捕まり、十数年、匈奴とともに暮らして情報を収集した後、脱走して大月氏へ向かいました。

大月氏、漢との同盟を断る

大月氏は、バクトリア(アフガニスタン)で繁栄しており、すでに匈奴への復讐心はなくなっており、漢との同盟を断りました。

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