殷は、学問的に存在が確認されている中国史上初の王朝です。青銅器や甲骨文字など、後の中国文明に影響を与えました。
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都市国家「邑」
殷王朝は、邑と呼ばれる都市国家の連合体として成立しました。これを邑制国家といいます。商という有力な邑が、宗主国として他の邑を従えていました。政治は神権政治で神意に従い政治が行われました。
殷墟によって実在が確認
殷墟は、中国の河南省の安陽市の小屯村にある殷王朝の首都遺跡です。1899年に偶然発見され、発掘調査によって青銅器や甲骨文字などが発見されました。殷墟の発見によって、殷王朝の実在が確認されました。