語呂合わせ
オクタウィアヌスは、プリンケプス(元首)を自称し、元老院と共同統治を行う
目次
アウグストゥス ― 尊厳なるもの
アクティウムの海戦の後、オクタウィアヌスは、元老院に権力を返す意思を示しました。
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前31年 アクティウムの海戦
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元老院はこれを歓迎し、尊厳者を意味するアウグストゥスの称号を贈りました。
オクタウィアヌスは、カエサルの様に暗殺されることを避けるため、独裁者への野心がないことを示しました。
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前44年 カエサル暗殺
語呂合わせ 死の予(前44)感、カエサル暗殺 カエサルは、元老院を無視して王位に就こうとしているとみなされて、共和主義者のブルートゥスたちに暗殺されました。 カエ…
元首政(プリンキパトゥス)
元首政(プリンキパトゥス)とは、共和政を尊重した独裁政治のことです。
プリンケプス ― 市民の中の第一人者
オクタウィアヌスはプリンケプス(元首、市民の中の第一人者)を自称し、元老院との共同統治を行いました。
しかし、ローマ軍の最高司令官(インペラトル)で、あらゆる官職を兼任する事実上の皇帝でした。
オクタウィアヌスは、通常、初代ローマ皇帝として扱われます。
元首政は、ディオクレティアヌスの専制君主政の時代まで続くことになります。
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トイトブルクの森の戦い ― ゲルマン人に大敗
オクタウィアヌスは、晩年、現在のドイツ北西部でゲルマン人と戦いましたが、ローマ軍がほぼ壊滅するほどの大敗を喫しました。これをトイトブルクの森の戦い(前9年)といいます。
この戦いの結果、ローマとゲルマン人の国境は、ライン川・ドナウ川となりました。
オクタウィアヌスの後継者たち
初代ローマ皇帝のオクタウィアヌスの死後、第2代のティベリウスから第5代のネロまで、オクタウィアヌスの一族の血統が後を継ぎました。
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パクス=ロマーナ(ローマの平和)
アウグストゥスの治世から五賢帝までの約200年間の繁栄の時代を「パクス=ロマーナ(ローマの平和)」といいます。
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