前43年 第2回三頭政治

オクタウィアヌス、アントニウス、レピドゥス
左からオクタヴィアヌス、アントニウス、レピドゥス
語呂合わせ

市民(前43)のための、第2回三頭政治

語呂合わせ

案を送れ(案=アントニウス、送=オクタウィアヌス、れ=レピドゥス)

カエサルの養子であったオクタウィアヌス、カエサルの部下であったアントニウスレピドゥスは、第2回三頭政治を成立させました。

目次

第2回三頭政治の成立

元老院への復讐を誓うアントニウス

カエサル暗殺後、側近のアントニウスは、カエサルの遺体を広場に運び、元老院への復讐を誓いました。

しかし、遺言状には後継者として、オクタウィアヌスが指名されており、両者の後継者争いをレピドゥスが調停することで、第2回三頭政治が成立しました。

オクタウィアヌスは、カエサルの姉の孫でした。

ブルートゥスらを追放

第2回三頭政治の成立後、カエサルを暗殺したブルートゥスら共和派を追放し、ローマを三頭政治の支配下に治めることに成功しました。

勢力圏の分割

オクタウィアヌスは西方、アントニウスは東方、レピドゥスはアフリカを管轄することになりました。

その後、レピドゥスは失脚し、オクタウィアヌスとアントニウスの対立が激しくなりました。

その対立は、アクティウムの海戦へとつながっていきます。

この時代に興味を持つために ― 漫画『マンガ ローマ帝国の歴史』

さかもと未明の漫画『マンガ ローマ帝国の歴史』は、ローマ史を学んでいる方におすすめの漫画です。2巻では、主人公のアウグストゥスの生涯が綿密な人物描写や心理描写と共にに描かれています。カエサル暗殺後の第2回三頭政治、アントニウスとの対立、そして元首政までの流れが、よく理解できるようになるでしょう。

目次