語呂合わせ
国2(前922)つに、ヘブライ王国の分裂
ヘブライ王国は、ソロモン王の死後、多神教を受け入れた北のイスラエル王国と一神教を死守する南のユダ王国とに分裂しました。
この記事では、ヘブライ王国の分裂について整理し、高校世界史で問われやすいポイントをわかりやすく解説します。
目次
ヘブライ王国、最盛期の終焉

ヘブライ王国は、2代目の王ダヴィデと3代目の王ソロモンの時代に最盛期を迎えます。
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しかし、ソロモン王が亡くなると王国は混乱し、前922年、北部が分離独立する形で、北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂します。
多神教、北のイスラエル王国
ヘブライ王国から分離独立した北のイスラエル王国では、多神教が受け入れられていました。
その後、メソポタミアでアッシリアが台頭すると、その脅威がイスラエル王国に迫ってきます。
アッシリアにより滅亡

前722年、アッシリアのサルゴン2世によって、イスラエル王国は首都サマリアが陥落し滅亡します。
一神教、南のユダ王国
ヘブライ王国から分裂してできた南のユダ王国では、一神教が死守されました。
アッシリアの脅威に対しては、属国になることでやり過ごすことができたユダ王国ですが、次は、新バビロニア(カルデア)の脅威が迫ってきます。
新バビロニアにより滅亡

前587年、ユダ王国は、新バビロニア(カルデア)のネブカドネザル2世によって滅亡しました。
翌年の前586年には、多くのヘブライ人がバビロンに強制移住させられるバビロン捕囚が発生することになります。
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関連年表
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年号 | 出来事 |
---|---|
前1012年頃 | ヘブライ王国が建国される |
前1004年 | ヘブライ王国でダヴィデが即位 |
前922年 | ヘブライ王国がイスラエル王国とユダ王国に分裂 |
前722年 | アッシリアがイスラエル王国を滅ぼす |
前587年 | カルデア(新バビロニア)がユダ王国を滅ぼす |
前586年 | バビロン捕囚 |
前550年 | アケメネス朝ペルシアの建国 |